目 的 私たちは、芸術を通して、ひとりひとりが自分の中に創造性や批評性を持ち、他者の中にある違いや魅力を発見し、社会的価値の多様性を育み、誰もが暮らしやすい地域社会の創出を目的とします。また、地域社会のコミュニティが分断される現代社会において、芸術によって新たなコミュニティを開き、人と人が繋がる地域を創出することで地域活性を目指します。


ヒストリー 2011年、奈良県内の様々な地域で、アートを活かした地域活性事業「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」がスタートしました。これまでに、県内12市町村にある地域団体が参画、600組以上の作家が出展、空き町家が35件以上カフェや住宅として利活用されました。同時に、はならぁとの予算は年々減少しています。単年度予算スケジュールで複数のエリアのプロジェクトを同時進行しなければならないという困難な状況も続いています。そのような中で、より継続的かつ、地域や暮らしに根差した活動にしていくにはどうすれば良いのか。信頼する仲間と共に考えました。そして、これまで、「はならぁと」で培ってきた地域との関わりやアートプロジェクト運営の経験を活かし、広げることで、「はならぁと」に、そして、奈良県全体の文化芸術に還元すること。それが、長い目で見ると、奈良での日々の生活を豊かにする一助になるのではないか。そんな想いから、この「一般社団法人 はなまる」を設立するに至りました。


事業内容 芸術普及事業 - 日々の暮らしと芸術を丁寧に繋ぐ –
大人も子どもも楽しめるワークショップの企画立案・作家招聘・当日運営、市民参加型舞台のアートディレクション、音楽ライブのマネジメントなど、日常と芸術を繋ぎます。

地域活性事業 - 芸術をきっかけに、地域の魅力を未来へ伝える –
地域アートプロジェクト事務局での全体進行・広報・ボランティアマネジメント・デザインディレクション・会計・シンポジウム企画立案、展覧会の企画立案・作家選定・空間演出、市民対象のワークショップ企画立案・運営・マネジメントなど、企画から事務まで全般的に担当します。

ネットワーク事業 - 芸術だからできる支え合いの形を提案・発信 –
地域アートのフリーペーパーや本の企画立案・編集・発行、シンポジウム登壇、コミュニティスペース(maru room)の運営を行い、芸術を中心にさまざまな人や文化が交わり、課題解決に向けて学び支え合うネットワークの形を提案・発信します。

その他当法人の目的を達成するために必要な事業


メンバー
飯村有加 Iimura Yuka
代表理事/企画マネジメント
1988年生まれ。奈良市出身・在住。京都精華大学デザイン学部を卒業後、大和郡山市のまちづくり団体「K-pool project」に就職。映画制作、地元イベントでのワークショップ、大金魚博覧会2011、HANARART 2011郡山城下町エリア等を運営。2013年より「はならぁと事務局」勤務。イベント全体の進行、各開催エリアとの調整等、運営の中心を担う。2014年-現在、事務局長。2016年遠藤水城キュレーション高取土佐町並みエリア「人の集い」アートコーディネート。その体験がきっかけとなり、2017年5月、仲間とともに「一般社団法人はなまる」を立ち上げ、展覧会やアートプロジェクトの企画運営、住み開き型コミュニティスペース「maruroom」の運営を行う。2020-2022年、奈良県立大学実践型アートマネジメント人材育成プログラムCHISOU アートコーディネーター。2023年〜、合同会社CHISOUでアートマネージメント。国立大学法人奈良女子大学生活環境学部生活文化学所属。アートとジェンダーについて学ぶ。

[登壇歴]
町家オープンカレッジ1001「奈良・町家の芸術祭”はならぁと2015″ ~まちの変化とこれから~」2015.10.1
LOCAL GOOD TALK vol.01 「町家の芸術祭はならぁと アート×町家の利活用」 2016.9.21
『新世界より』〜『地域アート』著者、藤田直哉氏をお迎えして〜 2016.10.8
・日本アートマネジメント学会関西部会 第4回例会(2016年度)講演 2017.2.12
 「奈良県で生まれた芸術祭”はならぁと“現場の課題とこれからの展望」
・アートエリアB1 事務局のクリエイティビティ#13 2017.9.27
・アートマネジメント学会/シンポジウム/アートプロジェクト「アートプロジェクトの可能性と未来―オリンピック・パラリンピック2020以降を見据えて」 2017.11.25
・奈良県立大学実践型アートマネジメント人材育成プログラム「CHISOU」アドミニストレーター/エリアコーディネーター 2020.4-2022現在
・京都芸術大学「フィールドワーク演習Ⅲ」講義 ゲスト登壇 2020.7.22
御所市中学校お仕事研究室 2021.1
『未来のアートと倫理のために』出版記念アートマネジメント座談会 2021.6

[取材歴]
マルルーム:子連れで気軽にアート 飯村さん自宅ギャラリーに こども食堂も開く /奈良 – 毎日新聞
・せんとくんマガジン:vol.22「奈良の町家×アート!みんなでつくる芸術祭
・アートプロジェクトの今を知る projectart.jp「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2016
・奈良リビング「子どもたちにも現代アートを

 

たかはしなつき Takahashi Natsuki
理事/アーティスト・企画マネジメント・子どもプログラム
千葉県生まれ。奈良市在住・彫刻家。東京学芸大学大学院彫刻専攻を修了。卒業後、福祉の分野で障害のある人とアート活動を行う。二児の母。2014年より「奈良・町家の芸術祭はならぁと」事務局勤務。アートを主体とした町家の再生、利活用、地域活性に関わる。「体験こそが宝もの」を理念に屋外でのこども向け造形教室「原っぱアトリエ」を主宰。彫刻家として主に奈良県内の森林から材木を自ら運び出し、生命の神秘を題材に森の精霊や架空の生き物たちを制作している。

[出展歴]
・はじまりの森 2018.3.28〜4.1 銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)
・奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2017 曽爾村エリア
他多数

[コーディネート/協力歴]
・幼児向け造形教室「原っぱアトリエ」 星ヶ丘洋裁学校の校庭
・野外移動型ダンスパフォーマンス「鹿の顎、ヘリポート、辺景」 室生
Art Studio 梛 主宰
他多数

 

村田典子 Murata Noriko
理事/アートコーディネーター・オーガナイザー
1975年生まれ。大阪市出身・生駒市在住。京都造形芸術大学美術学部を卒業後、1998年より心斎橋で「FUKUGAN GALLERY」を運営。企画展をはじめ国内外でのアートフェア出展や外部でのイベントコーディネートやライブの企画を行っている。HANARART 2014年生駒宝山寺エリア「こあ」キュレーション。2015年より「はならぁとあらうんど」としてエリア新規開拓企画とマネジメントを担当。

[登壇歴]
地域アートの未来予想図 2017.3.19

[取材歴]
・朝日新聞
・生駒市広報誌
まんてんいこま 2018.9.20 他雑誌など多数

プロフィールイラスト:栗田咲子


法人名 一般社団法人 はなまる(英文表記:artproject HANAMARU)
URL  http://hanamaru-nara.art
E-mail info@hanamaru-nara.art
設立日 2017年5月2日

理 事
飯村有加(代表理事)
高橋夏樹(理事)
村田典子(理事)

監 事
高田大輔

会 員
谷知毅(谷知毅税理士事務所)
藤野正文(公益社団法人 奈良まちづくりセンター)
岡本雅世(バランス操体講師)

会員(まるの会)を随時募集しております。詳しくは
・まるの会 会員登録フォーム
・まるの会 ボランティア登録フォーム
を御覧ください。


お問い合わせ
一般社団法人はなまる(maru room) 〒630-8114 奈良市芝辻町2丁目6-14
電話:090-6978-9291 / メール:info◎hanamaru-nara.art(◎→@)