春日山原始林アートプロジェクト2020を、春日山原始林を未来へつなぐ会の皆さまと共に企画運営いたしました。当団体では主に、下記業務を担当しました。

    • 助成金申請サポート(書類作成サポート)
    • アーティスト招聘、スケジュール調整
    • 展覧会設営
    • チラシデザイン進行、広報サポート
    • トークイベントオンライン配信補助

コンセプト
あなたは「春日山原始林(かすがやまげんしりん)」を知っていますか?
「春日山原始林」は、平安時代に勅命により狩猟伐採が禁じられて以来、春日大社の神域として、千年以上もの間守られてきた森です。ひらけた都市の近くに今も原生のすがたを残す森は、極めて珍しいことから、1955 年(昭和30 年)に国の特別天然記念物に指定されました。また、1998 年にはユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」の一つとして登録されました。
しかし、いま、様々な要因からこの森を維持することが難くなってきていると言われています。
“春日山原始林アートプロジェクト2020”は、樹齢およそ600 年、春日山原始林の南側の境界線となる旧柳生街道「滝坂の道」にある首切り地蔵の傍にあった大杉(以下、首切り地蔵大杉)の倒木を、譲り受けたことから始まりました。春日山原始林の保全活動に共感するアーティスト達が、首切り地蔵の大杉を素材とし、様々な形で大杉の物語を表現します。
まずは、当プロジェクトをきっかけに皆さまに「春日山原始林」の存在を知っていただくこと。さらに、多様なアーティストの表現に触れることで、大杉の歴史、さらには春日山原始林の過去・今・未来に想像を巡らせていただく機会になることを願います。

当プロジェクトでは、参加作家が春日山原始林を訪れ、実際に「首切り地蔵大杉」があった場所を訪れることからスタートしました。樹齢600年の春日杉は端材とはいえ、独特のエネルギーをもっています。それらを感じた上で作品制作にあたっていただきました。

また、フィールドワークやワークショップを通じて、参加者も森を感じ・表現することでより身近に春日山原始林を感じてもらうこととしています。

①フィールドワーク
耳をひらき音で遊ぶ音さんぽ 奈良・春日山原始林
10 月31 日(土)10:00-16:30
講師:岩田茉莉江(音風景研究家 おとたまり)

②木彫ワークショップ
大杉にかんむりを ー木彫でたたえる600 年のいのち
11 月22 日(日)10:00-16:30
講師:木下栞、熊田悠夢

③展覧会
春日山原始林・滝坂の道の大きな杉
2021年2月27日(土)-3月7 日(日)
10:00-18:00
出展作家:大矢一成、木下栞、熊田悠夢、たかはしなつき、堂本寛恵、福田寛子、矢野洋輔


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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